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大会概要
   

2018年6月16日(金)第19回奈良オープンゴルフ選手権大会 決勝ラウンド

 
前川太治プロ

奈良オープンゴルフ選手権大会最終日


数々のドラマを生んだ、グランデージGC北コースの最終18番パー5。初日に69のトップタイでスタートした前川太治(たいじ=40)はフェアウエイ真ん中で前の組のパット終了を待っていた。


ティーショットはフェアウエイを捕えたが、第2打を6番アイアンで刻んで、池越えのグリーンまでちょうど120ヤードだった。

「16番グリーンを終えて見た速報ボードでアマチュアが6アンダーまで伸ばしていたのは知っていました」次の17番パー3で前川が放った7番アイアンのショットはピン上に5mもオーバーして落ちたが、バックスピンがかかってピンそば50cmまで戻ってきた。

楽々バーディーの通算7アンダー。これで一気に単独首位に立ったからだ。
「あのラッキーバーディーを大事にしないと…。それだけに18番のサードショットは余計に慎重になりましたね」
だが、ピンをデットの狙ったはずのPWの第3打は、風にあおられて、3段グリーンの一番高い面に落ちながら、きつい傾斜に負けてずるずると後退。なんと15mも転がってピンから遠く離れてしまった。
「あそこから上りのラインは本当に読みずらかったですね」としっかり打ったものの、バーディーどころか、まだ3mもショートするピンチに見舞われた。これを入れないと、ボギーとなり大会初の“プロ対アマチュアのプレーオフ“ということになってしまうからだ。
しかし、前川のパットは最後のひと転がりでカップインのパーをキープ。この瞬間に前川の“プロ初V”が決まった。
「正直言ってきつかったです。でも、プレーオフになってもしょうがない、と思って強めに打ったのがよかったです」
この日は5バーディー、1ボギーの68という完ぺきに近いゴルフで首位を守り抜いた優勝でもあった。


大阪市出身の前川は、地元の高校を卒業後に兵庫県の大岡GCに研修生として入社。2004年に26歳で念願のプロテストに合格したが、それ以後QT(クオリファイ・トーナメント)では結果を出せず、ツアーへの参戦の道は険しかった。

それでも昨年のQTで62位に食い込み、今季は4月の東建ホームメイトカップと5月のミズノオープンの2試合に出場。チャレンジのAbema(アメーバ)TVツアーにも挑戦したが、なかなか予選を突破でしなかった。
「でも、この難しいコースで初日と最終日に計10個もバーディーが取れたのは凄く自信になりました。プロになっての初優勝ですが、いい結果が出たことで、次のレギュラーツアーに生かして行きたいですね」


6月21日に開催されるツアートーナメント「ダンロップ・スリクソン福島オープン」はQTランキングの資格で出場できるようになっただけに、前川にとっては優勝賞金の300万円も大きいが、今後のプロ人生をかけて一気に飛躍できるチャンスでもある。

 


それにして、この大会で大いに盛り上げたのがアマチュアの石塚祥成(よしなり=22)の活躍ぶりだった。

大会初日は17番まで3バーディー、4ボギーとオーバーパーだったが、最終の18番パー5で残り210ヤードの第2打を4Iでピンそば50cmにつけるスーパーショット。このイーグル奪取で1アンダーの71をマークしてプロアマ総合部門で8位タイに食い込む健闘を見せたからだ。
「きのうのいいイメージを大切に、落ち着いてプレーできたのがよかったです」


この日は最終組より5組も前にスタート。5番と7番でともに1m以内につけるバーディーを奪うと、9番で3パットして35でターン。しかし、インに入ってからも13番で5m、14番でも7mを沈め、17番では9Iでピン右5mにつけるバーディーを奪った。さらに最終の18番では、前日同様に第2打で4Iを持ったが、惜しくもグリーン手前のバンカーに捕まってしまった。しかし、ピンまで12mもあるバンカーショットがカップ手前20cmにピタリとつけ、“お先にバーディー”の今大会ベストスコア67マーク、この時点で通算6アンダーの単独トップに躍り出たからだ。結果的には最終組の前川が通算7アンダーまで伸ばしたために、プレーオフまで持ち込めなかったものの、この大会でアマチュアが“単独2位”でベストアマに輝く快挙をやってのけた。
「この大会は奈良柳生(GC)の予選会から出て74で出場権を得ました。でも、まさかここまでやれるとは…。負けてもともとという気持ちでプレーできたのがよかったです」と破顔一笑。今年の3月に日本大学を卒業して、大阪の物流会社の「センコー」に入社。同社が2年前から大会の協賛スポンサーに名を連ねているだけに「あすからは胸を張って出社できます」と甘いマスクを振りまいていた。


○…大会初日に4連続を含む6バーディー(4ボギー)を奪って3位タイと好位置につけていた田中秀道だったが、この日はアウトでパープレーをキープしたものの、インで崩れ通算4オーバーの42位タイに甘んじた。「きのうラウンド中に痛めた左肩が、また再発してしまって…」とプレー後も苦痛の表情。田中と言えば1998年の日本オープン初制覇や2000年の中日クラウンズ優勝が目に浮かぶファンが多いが、「実は中日クラウンズの前にダイドードリンコ静岡オープンに勝っているんです。今回もその時の御礼をしたかったけど、肩の電池が切れてしまった」と大会スポンサーに対して得意のジョークを交えながらコースを後にした。

 


成績表はこちらからご覧いただけます。

前川太治プロ

 

貞方章夫プロ

優勝パットを入れガッツポーズ

 
田中秀道プロ

ダイドードリンコ(株)松社長による優勝目録授与

 

横田吉宏プロ

ベストアマチュア 石塚 祥成選手

 

辻村暢大プロ

田中秀道プロ

 

森井晶紀 

グランデージゴルフ?楽部

 

ダイドー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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